奈良医院だより bQ38 |
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〒018−3322 秋田県北秋田市住吉町7−1 奈 良 医 院 TEL(0186)62−1146 FAX(0186)62−1194 http://www.digital-k.com/nara.htm 平成18年10月1日 (2006年) 単なるもの忘れ 病気のもの忘れ ═早く見つけよう認知症═ 「もしや認知症では?」と心配になったとき、どの程度の疑いがあるか目安をつけるためにM市で行っている一次検診のチェックリストです。3項目以上該当する時は二次検診にすすみ、生年月日や住所、年齢もよく思い出せないことがある時はかかりつけ医などに相談しましょう。 【一次検診】
【老化によるもの忘れ】 【認知症の症状】 ・体験の一部を忘れても全体は忘れない。 ・体験全体を忘れる。 ・物の名前は忘れることが多いが、ものごと ・物の名前だけでなく、ものごと自体も忘れる。 自体は忘れない。(例)食べた献立は忘れる (例)食べた献立だけでなく、食べた事実まで が、食べた事実は忘れない。 忘れる。 ・もの忘れを自覚している。 ・もの忘れの自覚に乏しい。 ・人、場所、時間に関しては、ほぼ正しく認 ・人や場所、時間を正しく認識できにくくなる。 識できる。 ・日常の社会生活に支障をきたすことがある。 ・日常の社会生活に支障はない。 【どんな生活が認知症になりにくい?】 ● 頭を使う趣味がおすすめ‥文章(本、新聞、雑誌など)を読むこと、歌を歌ったり、楽器の演奏、囲碁、将棋、マージャンなどのゲームをよくする人は、ほとんどしない人より認知症になりにくいという調査結果が出ています。 ● 人と接する機会を増やす‥家族や友人と接する機会が多い、また様々な社会的つながりが多い人ほど認知症になりにくいという調査結果が多数あります。 ● 適度な運動で頭を活性化‥ウォーキングなどの習慣があると、ない人より認知症の危険性が低くなります。 ● 野菜や魚をたっぷり‥摂取している野菜や果物中のビタミンEが多いほど、また魚を頻繁に食べるほど、認知症になりにくいという調査結果があります。
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