奈良医院だより 278 |
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〒018−3322 秋田県北秋田市住吉町7−1 奈 良 医 院 TEL(0186)62−1146 FAL(0186)62−1194 http://www.digital-k.com/nara.htm 平成22年2月1日 (2010年) ヒートショックとは 急激な温度の変化で身体がダメージを受けることです。 入浴中に亡くなるのは、全国で年間約1万4,000人と推測されていますが、原因の多くはヒートショックである可能性があります。 浴室とトイレは家の北側にあることが多く、冬場の入浴では暖かい居間から寒い風呂場へ移動するため、熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。寒いトイレでも似たようなことが起こりえます。 血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。ヒートショックの予防のため、脱衣所やトイレを暖めましょう。 入浴は40℃未満のぬるめのお湯に入り、長湯を避けましょう。冷え込む深夜ではなく、早めの時間に入浴するように心がけ、心臓病や高血圧の人には半身浴をおすすめします。肩が寒いときは、お湯で温めたタオルをかけてください。 冬の風呂場、トイレを快適にするアイデア ◆脱衣所やトイレを小型の暖房器(温風式)で暖める。 ◆風呂場の床にスノコやマットを敷いておく。 ◆シャワーでお湯をためることによって、浴室全体を暖めておく。 ◆すでに浴槽にお湯がたまっている場合は、入浴前にふたを開けておく。 ◆トイレは暖房便座を設置する。 JR東京総合病院循環器内科部長 高橋 利之 (日本医師会 健康プラザより)
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