奈良医院だより bR03 |
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〒018−3322 秋田県北秋田市住吉町7−1 奈 良 医 院 TEL(0186)62−1146 FAX(0186)62−1194 平成24年3月1日 (2012年) ぎふ清流国体に帯同して 奈 良 正 人
「輝け はばたけ だれもが主役」をスローガンに、去る2月14日〜17日岐阜県高山市で開催された第67回国民体育大会冬季大会スキー競技会に、秋田県選手団のチームドクターとして参加した。11日に現地入りしアルペン宿舎「岡田旅館」に同宿した。今回は週の中間に大会が行われるため、事前合宿から大会3日目の朝までのサポートで、後半はもう一人の帯同ドクターにお願いした。秋田県選手団は選手、本部役員、監督、コーチ等総勢114名で、今回もドクター2名。男鹿市の整形外科医鎌田竜士先生と共にサポートした。現地入りした夜からジャンプの選手2名に風邪症状があり隔離を指示し、翌日休日診療所を受診させた。診察結果1名がインフルエンザと診断され、競技をキャンセルし、帰宅させる一方、感染予防のため濃厚接触の数人に抗ウイルス剤の予防内服を実施した。更に13日夜に嘔吐したアルペン選手がおり、治療したが症状が重く医療機関を受診させた。ノロウイルスによる感染性胃腸炎と診断され競技をキャンセルさせるとともに、秋田県チーム全体で感染拡大に全力を尽くした。インフルエンザも胃腸炎も各1名のみで、奇跡的に他の選手への拡大を阻止でき、大会に参加させることが出来た。 14日開始式の後、夕方から秋田県選手団結団式が、ノルディック選手宿舎の飛騨高山温泉郷「臥龍の郷」で行われた。私もその日からノルディック選手宿舎に移動し同宿した。 大会では高橋涼(鷹農高卒)、大川翔平(東京農大:鷹農高卒)、佐藤太一(北鷹高)選手らクロカン陣。高橋大斗(土屋ホーム:鷹農高卒)齋藤翔太、田中巴(北鷹高)選手らジャンプ・コンバインド陣。照内かえで(日大:鷹中卒)、村田輝昭(角館高:上小阿仁中卒)らアルペン陣。監督・コーチとして岩谷忠男(あきた北観光バス)、古矢勝久(北鷹高教)、堀内幸大、高関公典(北秋田市消防本部)、畠山厚志(高山建設工業)さんなど北秋田の関係者も多く、県体協やスキー連盟の役員も殆ど知っている方々ばかりで楽しく今回もサポートできた。競技では大回転成年男女の優勝を始め多くの入賞者を出した。 今年も外来を休ませていただき、ご迷惑をおかけしましたが、秋田県チームのインフルエンザとノロウイルスによる感染症の拡大阻止に貢献でき、男女総合成績天皇杯4位と女子総合成績皇后杯優勝しかも3連覇という秋田県選手団の活躍結果報告でお許し下さい。次回のスキー国体は鹿角市での開催が決定しております。来年2月もよろしくお願いします。来年は花輪スキー場に秋田県選手の応援に是非いらして下さい。
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