奈良医院だより №320

                                                                         

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平成25年8月1日

(2013年) 


スポーツ活動中の熱中症事故ゼロをめざして・・・

熱中症予防のガイドブックが新しくなりました

熱中症は日々のニュースになるなど、社会問題としてもクローズアップされています。そうした中、日本体育協会は「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」の改訂を7年ぶりに行いました。

スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条

1 暑いとき、無理な運動は事故のもと 

気温が高いとき、同じ気温でも湿度が高いとき、そして運動強度が高まるほど危険性は増加。環境条件に応じて運動強度を調節し、こまめな休憩と適切な水分補給を

2 急な暑さに要注意

   急に気温が高くなった場合は軽い運動にとどめる。また夏の初めや合宿の初日など暑さになれるまでの数日は、軽い短時間の運動から始め、徐々に運動強度や量を増やして

3 失われる水と塩分を取り戻そう

   こまめな水分補給を忘れずに。また汗からは水分と同時に塩分も失われます。飲料には、塩分(0.1~0.2%)と糖質を含んだものが効果的です。特に1時間以上の運動をする場合には、4~8%程度の糖質を含んだものが疲労の予防だけでなく、水分補給効果にも役立ちます。[ナトリウムが40~80㎎(100㎖中)入っていれば、0.1~0.2%の食塩水に相当します。]

4 薄着スタイルでさわやかに

   暑いときは軽装にし、素材も吸湿性や通気性のよいもので。直射日光がある場合は帽子も着用。防具をつけるスポーツでは休憩中に衣類をゆるめるなど熱を逃がす配慮を。

5 体調不良は事故のもの

   疲労、睡眠不足、発熱、かぜ、下痢など体調の悪いときには無理に運動をしないこと。また体力が低い、暑さになれていないなどのほか、肥満の人は特に注意が必要。

(日本体育協会発行 スポーツジャパンより)

てんじゅ裏