奈良医院 より №326 |
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〒018-3322 秋田県北秋田市住吉町7-1 奈良医院 TEL(0186)62-1146 FAX(0186)62-1194 平成26年2月1日 ヒートショックとは “急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです” ヒートショックという言葉を聞いたことがありますか?聞き慣れない言葉ですが、ヒートショックが原 で亡くなる方は年間、交通事故死亡者数の約2倍の1万4,000人いると言われています。冬の寒い時期に、暖房の効いた部屋から廊下やトイレに行くと、寒さに「ゾクゾクッ」っと震えることがありますが、これもヒートショックの一種です。 日本のほとんどの住宅は、リビングと廊下や水廻り部分を比べると、約6℃~10℃の温度差があります。ヒートショックは室温の変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり、脈拍が早くなったりして心臓や血管に大きな 担をかけることです。室温の変化にさらされた人間の体は体温を一定に保つために、血管が急激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。心臓に思った以上に 担をかけているのです。 ヒートショックが最も起きやすいのは冬場のトイレや浴室と言われています。浴室事故の70%は脳卒中や心筋梗塞など循環器系障害によるもので、入浴中に亡くなる方は年間で推定1万人以上。その多くは高齢者です。また、浴室事故が12月~2月の厳寒期に集中していることも特徴的です。 入浴は40℃以下のお湯に入り、長湯を避けましょう。冷え込む深夜ではなく、早めの時間に入りましょう。心臓病や高血圧の方は半身浴をおすすめします。肩が寒いときは、お湯で温めたタオルをかけましょう。 家庭の中の少しの工夫で、かなりのヒートショックを防ぐことができます。大切な家族を「ヒートショック」から守るために、暮らしを工夫してみましょう。 冬の風呂 、トイレを快適にするアイデア ◆脱衣所やトイレを小型の暖房器で暖める。 ◆風呂 の床にスノコやマットを敷いておく。 ◆シャワーでお湯をためることによって、浴室全体を暖めておく。 ◆すでに浴槽にお湯がたまっている場合は、入浴前にふたを開けておく。 ◆トイレは暖房便座を設置する。
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