奈良医院だより №３５８
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秋田県北秋田市住吉町７－１
奈 良 医 院
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平成２８年１０月１日
（２０１６年）
奈 良 正 人
免疫力を高めると風邪やインフルエンザ、生活習慣病、ガンなどを予防することにつながり、病気になりにくい体になると言われております。日常生活の中で免疫力を高めるためには次の事を心掛けましょう。
１．タバコを吸わない：煙が直接肺に吸入されると、肺に存在する免疫細胞にダメージを与えます。 その結果免疫力が低下し、肺ガンなどを誘発する危険率が高まります。
２．飲酒は控えめに：アルコールやその代謝産物は免疫力を弱めると言われております。常習飲酒者 から生まれた子供は、長期間にわたり免疫系の異常が見られ、色々なウイルスに感染しやすく、悪 性腫瘍も発生しやすいようです。
３．睡眠をしっかりと：睡眠の乱れによって免疫力が低下します。たとえ眠れなくても身体を横にし て休めているだけでも、昼寝でも免疫力は高まると言われています。
４．適度な運動を：軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高めます。
５．笑う：笑うと自律神経に変化をもたらし、身体の様々な器官に刺激を与え、免疫機能活性化ホル モンの分泌を促します。楽しい思いをして、とにかく笑いましょう。
６．ストレスをためない：笑いと逆に、ストレスは免疫細胞であるリンパ球を減少させ、免疫力を低 下させます。
７．体温を下げない：平均体温が１℃下がると免疫力は３７％下がり、１℃上がると免疫力は６０％ 活性化すると言われているように、体温は免疫力を大きく左右します。風邪やインフルエンザで熱 が出るのも、体温を上げて免疫力を高めようとする防衛反応と言われています。
８．バランスの良い食事：食生活の乱れは、栄養バランスを崩し免疫力を低下させます。冷たい物よ りも温かい食事は体温上昇にも寄与します。免疫力を高める身近な食品として大根おろし、長いも の千切り、鶏肉、ヨーグルト、茶そば、小松菜、納豆、梅干し、ニラ、ニンニク等が挙げられてい ます。