奈良医院だより  №364

                                               

〒018-3322

秋田県北秋田市住吉町7-1

奈 良 医 院

TEL(0186)62-1146

FAX(0186)62-1194

http://digital-k.com/nara.htm

平成29年4月1日

(2017年)

       花粉症に注意     

例年3~4月頃になると花粉症で鼻水、目の痒みを訴え、受診する例が見られていました。特にスギ花粉については、最高気温が10℃以上になると花粉数も次第に増えてくると言われております。一度地面に落ちた花粉が再び空中へ舞い上がる割合は、舗装された部分ほど繰り返し舞い上がるため、飛散量が多くなると言われています。秋田杉で有名な我が県は杉が多いのですが、道路の舗装率が低いため、都会より飛散量が少なめです。しかし、昔より舗装道路も多くなっており、油断できない状況になってきています。
 治療では効果的な抗アレルギー薬も多く開発され、アレルギー性結膜炎用の目薬もレベルアップしてきております。毎年花粉症で治療している人は、症状が出始めたら軽症の時から治療を開始するのが良いでしょう。薬も効きやすく重症化を防ぐことができるでしょう。

自分でできる花粉症対策

1.心身の鍛練と生活習慣見直し
 運動習慣で身体の血行を良くしておきましょう。鼻粘膜の血行が良くなると、鼻詰まりが軽くなります。睡眠不足やストレスで身体の抵抗力を落とさないように!
 栄養バランスが悪いとアレルギーにも影響します。バランスの良い食事とアルコールにも注意しましょう。

2.花粉が家の中に入らない工夫
 換気は花粉飛散量の少ない早朝・夜に。空気清浄機等の利用。洗濯物やフトンは外に干さないようにしましょう。室内清掃をこまめに行いましょう。

3.外出時の注意点
 花粉が付きにくい、表面がすべすべした素材の衣類と、帽子やマスクを使用しましょう。メガネはゴーグル型がおすすめです。帰宅時は玄関に入る前にブラシ等で衣類の花粉を落としましょう。 帰宅後はうがい・洗面をして、皮膚・粘膜の花粉を落としましょう。

てんじゅ裏