奈良医院だより №372

        

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奈 良 医 院

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平成29年12月1日

(2017年)

平成29年を振り返って

                                                 

今年は2月、長野スキー国体の天皇杯、皇后杯同時優勝に秋田県スキー連盟副会長として、また秋田県スキー国体スポーツドクターとして参加でき、思い出多きスタートの年でした。去る11月20日で満70歳になりました。いわゆる古希を迎え、刻んだ年月の早さに驚いているところです。25年ほど前、腰部椎間板ヘルニアで手術した既往歴はありましたが、6月末から約3週間腰痛のためまともに歩けず、渓流釣りも休んで治療に専念しました。お盆休み前後の日曜祝日も利用し、休み5日の内4日間釣り三昧。その疲れからか風邪をこじらせ肺炎になってしまいました。1週間抗生剤の点滴をして、10日間釣り禁止。アルコール禁止。過労禁止で復活しましたが、その間にねんりんピックがあり、その医療班としてマスクをしながら2日間体育館へ出かけ、帰宅後点滴して休むという生活をしておりました。外来診療は休まず続けましたが、辛い10日間でした。これも老化現象と受け止めておりましたが、患者さんから、私より早く逝かないで下さい、主治医がいなくなると困りますと言われることが多くなってきたのも実感しておりました。
 体質は祖先に似るので避けられないのですが、私自身も両親の体質をしっかり受け継ぎ、現在高血圧症、糖尿病、高コレステロール血症で治療をしています。主治医は勿論私自身です。食事・運動療法もしていたのですが、腰痛症、肺炎の時は運動療法が出来ませんでした。時々チェックしながら治療継続し、かかりつけ医として患者さんにご迷惑をかけないようにしたいと思っております。年齢に合わせ、仕事量も減らして無理の無いようにし、長く頑張れる様にしたいと考えております。本年6月秋田県体育協会理事とスポーツ医科学委員長を辞し、後継者にバトンタッチしました。来年4月には北秋田警察署嘱託医、6月には秋田県スキー連盟副会長を定年退職することが決まっております。
 数年後には歯科医師である長男が地元で開業し、医科歯科連携~医歯薬連携~施設まで多職種連携を実践したいと相談されております。地域の方々のために実現できるよう、もう一頑張りしたいと思っております。「一病息災」そのためにも、肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンの予防接種を受け、この冬を乗り切りたいと思っております。       皆様もどうぞ良い年をお迎え下さい。

てんじゅ裏