奈良医院だより №392
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〒018-3322
秋田県北秋田市住吉町7-1
奈 良 医 院
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令和元年8月1日
(2019年) 奈 良 正 人
帯状疱疹(たいじょうほうしん)について 奈 良 正 人 痛みと疱疹が帯状にあらわれる病気で水痘・帯状疱疹ヘルペスウイルスによって発症します。身体の左右どちらか一方にピリピリとした痛みがあり、その後に赤い発疹~水ぶくれが帯状にあらわれる病気で、その状況から帯状疱疹という病名がつけられました。この地域では「つづらご」と呼ばれ疱疹が身体を一回りすれば命にかかわると言い伝えられていましたが、一回りすることはありません。初めてこのウイルスに感染した時は水ぼうそう(水痘)として発症します。水痘が治癒した後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます。この時期は潜伏期と呼ばれ、無症状ですが、ウイルスに対する免疫力が低下した時、潜んでいたウイルスが再活動し始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。免疫力低下は加齢、ストレス、過労等体力が低下した時に起こってきます。50~70歳代に多く見られますが、ストレスや過労が引き金となり若い年齢層でも発症することも珍しくありません。 |