奈良医院だより №399

        

〒018-3322

秋田県北秋田市住吉町7-1

奈 良 医 院

TEL(0186)62-1146

FAX(0186)62-1194

http://digital-k.com/nara.htm

令和2年3月1日

(2020年)

「とやま・なんと国体」に帯同して

                                           奈 良 正 人

「白銀の 世界をかける 風になれ」をスローガンに、去る2月16日~19日富山県富山市・南砺市で開催された第75回国民体育大会冬季大会スキー競技会に、秋田県選手団スポーツドクターとして参加した。選手団は役員、監督コーチ、選手総勢102名。今回もスポーツドクター2名、大館市立総合病院院長で外科医の吉原秀一先生と共に選手宿舎である「国民宿舎 五箇山荘」に同宿し選手団をサポートした。15日午後5時から「五箇山荘」で結団式が行われた。翌16日午後2時から南砺市「福野体育館」で開始式が行われた。私は結団式当日に現地入りし、最終日まで帯同した。
 大会では藤田菜々瀬(日大:秋田北鷹高卒)、佐藤葵(早大:同卒)、土濃塚悠成(日大:同卒)、佐藤太一(県体協:同卒)、堀内幸大、大川翔平(北秋田市消防本部)、山田龍輔、堀部慈生、小森克樹、山田智子、畔上凛花(秋田北鷹高)選手らクロカン陣。佐貫かえで(北秋田市教育委員会)、田中孝(上小阿仁村役場)選手らアルペン陣。ジャンプ・複合の湊祐介(シード:鷹巣農林高卒)選手。監督・コーチとして山田皇成(北秋田市消防本部)、石成幸将(北秋田スキー連盟)さん、秋田県スキー連盟会長の佐藤英樹さん等、北秋田関係者の参加も多数であった。また私自身25回連続での帯同で楽しくサポートできた。特にスポ少教え子で現在鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団の指導員でもある佐貫かえでさんも参加しており、例年以上に力が入った。
 大会期間中、風邪で治療した役員がいたが、選手には波及せず、良い状態で競技に臨ませることができた。大会はスペシャルジャンプとコンバインドが富山市立山シャンツェとあわすの平クロスカントリーコース。ジャイアントスラロームがたいらスキー場。クロスカントリーがたいらクロスカントリーコースで行われ、私はアルペン会場で秋田県選手団をサポートしながら応援もしてきた。
 大会では、ジャイアントスラロームの石塚結選手、向川桜子選手、クロカンの本田千佳選手の優勝を始め多くの入賞者を出し連日の盛り上がりをみせた。総合では、天皇杯は昨年より一つ順位を落とし4位だったが、皇后杯は2年ぶりの優勝という好成績であった。来年から2年連続地元秋田県鹿角市でのスキー国体が決まっており、体調不良の選手も無く結果も良く、今後に弾みをつける意味でも良い大会であった。
 今年も大会期間中休診させていただき、ご迷惑をおかけしましたが、秋田県選手団の活躍報告でお許しいただければ、うれしく思います。

   
 
                       てんじゅ裏