奈良医院だより №435

       

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奈 良 医 院

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令和5年3月1日

(2023年)   

「いわて八幡平白銀国体」に帯同して

 「白銀に 映えるみんなの 夢・未来」をスローガンに、去る2月17日~20日岩手県八幡平市で開催された特別国民体育大会冬季大会スキー競技会に、秋田県選手団スポーツドクターとして参加した。選手団は役員、監督、コーチ、選手総勢112名。今回もスポーツドクター2名、大館市立総合病院院長で外科医の吉原秀一先生と共に選手宿舎である「湯瀬ホテル」に同宿し選手団をサポートした。私は17日午前に現地入りし、最終日まで帯同した。今回はコロナ禍の影響も無く17日県選手団の結団式、スキー競技会開始式が行われた。競技はアルペンが安比高原スキー場、クロカンが田山クロスカントリーコース、ジャンプが矢神飛躍台で開催された。
 大会では土濃塚悠成(北鷹レーシング:秋田北鷹高卒)、佐藤太一(県体協:同卒)、堀内幸大(北秋田市消防本部)、藤本孝輔、遠藤佳人、松浦鷹祐(秋田北鷹高)、山田智子(早大:秋田北鷹高卒)、畔上凛花(日大:同卒)選手らクロカン陣。田中孝(上小阿仁村役場)、森川栞奈(鷹巣中)選手らアルペン陣。コーチとして古矢勝久さん(秋田北鷹高教諭)、石成幸将さん(北秋田市スキー連盟)等、北秋田関係者の参加も多数であった。特に私自身が団長を努める鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団卒団員森川選手が中学生でありながらの参加は嬉しいことであった。また私自身27回目の帯同で、競技中、転倒して膝を負傷した選手がいたが、応急処置後、スノーモビルでおろしてもらい、救護室でご家族に引き渡し、翌日整形外科受診を指示。早目の対応で大事に至らず、一安心。その症例以外は期間中体調不良者も無く楽しくサポートできた。
 大会参加者は役員、選手共2週間前から毎日の体温、体調報告と、現地入り前120時間以内のPCR検査が義務付けられたが、行動制限も無く競技が行われた。大会中、私は競技予定表を見て競技会場に移動し、秋田県選手団をサポートしながら県選手団役員のスキー連盟、スポーツ協会の方々と効率良く応援でき、激励する事ができた。
 大会では、クロカンの藤本孝輔、畠山香恋、石垣寿美子選手、少年男子リレー、複合の成田絆選手の優勝を始め多くの入賞者を出し連日の盛り上がりをみせた。総合では、天皇杯、皇后杯とも昨年より一つ上がって3位であった。今大会は、コロナ感染症の影響も無く無事終了した。来年以降は、山形蔵王、秋田花輪、青森大鰐の開催が決定している。
 今年も大会期間中休診させていただき、ご迷惑をおかけしましたが、秋田県選手団の活躍報告でお許しいただければ、うれしく思います。


                     てんじゅ裏