奈良医院だより №444

       

〒018-3325

秋田県北秋田市元町11番15-3

奈 良 医 院

TEL(0186)62-1146

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令和5年12月1日

(2023年)     

令和5年を振り返って

 新型コロナウイルス感染症で振り回されていた昨年から、年を明けても相変わらずの状況が続いておりましたが、少しずつ落ち着いてきているようになってきておりました。58日から「5類感染症」に変更され、陽性者の登録や入院勧告、就業制限、外出自粛要請がなくなりました。自粛の判断も自己責任で行い、医療費についても10月からは自己負担が基本となりました。そのためガードが甘くなり、未だに時々、コロナ抗原検査(+)という症例が見受けられます。マスク使用、手洗いも以前ほど厳格でなくなり、数年発生がほとんどなかった、インフルエンザが大流行しております。年内中にワクチン接種が望まれるところです。
 奈良医院では、私自身が5月の連休明け、腰痛がひどく、寝返りもできず、歩行困難になり、北秋田市民病院整形外科に腰部椎間板炎疑いとして自分で紹介状書き、車椅子で受診。直ぐに入院。腰部椎間板炎として抗生剤の点滴治療を受け、炎症が収まり、腰痛も改善した3週間後に退院。数日の自宅療養後、職場復帰しましたが、10日程で再発し動けなくなり66日から再入院しました。前の教訓を生かし炎症が収まってからも、継続入院治療し7月末退院。2週間程の自宅療養後のお盆明けから、外来での仕事を半分くらいの時間から再開しフルタイム勤務へ移行。定期的に月1回の整形外科での診察、検査を受け928日を最後に終診となりました。その間、リハビリを兼ね、渓流釣り5回、山菜取り2回を短時間から、半日行程まで伸ばしても問題なく、日常生活に制限無しの完全復活となりました。
 休診中は、妻である奈良久枝医師にフルタイムでカバーしてもらい、隔週の土曜日には蒔苗隆医師の外来も以前同様継続してもらいました。スタッフ一同細かい事柄等で色々大変だったと思います。良く動いてもらい患者さんへの対応が比較的問題なく行われた事は、患者さんの皆様始め多くの関係者協力があったからこそと感謝しております。退院後、お会いした患者さんから大丈夫ですか?とか無理しないようにとか、いないと困るなど多くの𠮟咤激励をいただきました。改めて健康であることの有難さと、自分の体力を過信せず、年齢を考えながら対応していくことの必要性を感じさせられました。今年も残り少なくなりましたが、私自身体力アップをはかり、定期検査を受け問題点の有無をチェックし、コロナワクチン、インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン等接種済で冬を迎えようとしております。病気の早期発見、早期治療が大切な事は誰もが知っている事ですが、予防の方がもっと良い事と思います。自覚症状がある時は早めに医療機関を受診し、何も無い時でも年1回は健診を受け、接種可能な予防注射を受け、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足と熊にも注意し、来年も元気でお会いできますように! どうぞ良い年をお迎え下さい。


                     てんじゅ裏