薬剤師だより

皮脂欠乏症ひしけつぼうしょう

血液検査 その2

尿酸 UA、Ur、uric acid

からだの中の細胞は、毎日新しく作られていく一方、古いものは壊れていきます。細胞のもととなっている物質である核酸の代謝によって生じた燃えかすが尿酸です。血液中の尿酸は、骨髄、筋肉、肝臓などで作られた後、その75%は腎臓の糸球体でろ過されて尿中に排泄され、残りは胆汁とともに腸などから排泄されます。

尿酸は痛風の原因となる物質としてよく知られてます。激しい運動やストレスなどで体内で作られるだけでなく、プリン体という物質を多く含むものを摂取しすぎても、尿酸値は高くなります。

検査でわかることは、尿酸は血液の溶けにくいため、血液中では尿酸塩の形で存在します。そのため溶けきれず過飽和状態になると針状の結晶となって、足の親指のつけ根や膝の関節にたまります。そこが炎症をおこし、激しい痛みをともなうのが痛風発作です。このほか腎臓や尿管の結石の原因にもなったりします。

正常値の範囲は男性3.6〜7.0mg/dl

女性2.37.0mg/dl 《昭和堂薬局》

第30回「地域の医療を考える集い」

開催のお知らせ

大館北秋田郡医師会では地域の方々と一堂に会し、医療をとりまく色々な問題を話し合う「地域の医療を考える集い」を毎年開催しております。

今年は「高齢者の健康づくり」がテーマです。秋田看護福祉大学学長の佐々木英忠先生(阿仁町出身)が『高齢者の病気の予防』と題し、特別講演を行います。入場無料どなたでもご自由に参加できますので、是非ご来場ください。

日時:平成18年2月4日(土)

   午後2時〜4時

会場:大館市立中央公民館2階

  「視聴覚室ホール」

 

 

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皮膚の ( あぶら ) が減ることにより、皮膚の水分が減り乾燥してしまう病気です。

中高年の下腿にはよく見られ、皮膚がカサカサになってはがれ落ちたり、ひび割れたりします。またかゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹になったりします。特に空気が乾燥する冬に目立ってきます。

【皮脂欠乏症のスキンケア】

@     ゴシゴシ洗わない:入浴は短めに、石鹸は控えめに。

A     お部屋の乾燥に注意:お部屋の湿度を保ちましょう。

B     掻かないことが大切:掻くと悪化します。爪は短めに。

C     刺激の少ない肌着を:肌にやさしく吸湿性を高い木綿製を。

D     アルコールは控えめに:身体が温まるとかゆみがひどくなります。

E     お薬を正しく使おう:皮膚の保湿性を高める薬が有効です。

《「生活習慣病の予防と改善に

効果がある機能性成分 その9》

ビフィズス菌

人間の腸内に住む乳酸菌の一種で大腸菌などの病原性細菌の増殖を抑え、有害物質の生成を防ぎ、肝臓の解毒作用の負担を軽減します。同時に腸内の環境を整えて、消化・吸収を高め、便通をよくします。(食後にとることがよく、約1週間で排泄されるの    で、毎日とるのが理想的です。)

     ビフィズス菌が含まれる主な食品

     ビフィズス菌入り

ヨーグルト、乳酸菌

     ビフィズス菌を増やすのに有効な食品

食物繊維の多い食品、ヨーグルト、玉ねぎ、ごぼう、バナナに含まれるフラクトオリゴ糖

     効果が期待できる疾病

がん、肝硬変、便秘、下痢

来月の休診

2月18日(土)、19日(日)、20日(月)、21日(火)、22日(水)

奈良正人医師スキー国体出張の為、休診いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

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