薬剤師だより

花粉症対策

乗物酔いのセルフケア

(1)   乗車前

前日の睡眠を十分とる。

体を締め付けない服装、特に腹部を圧迫しない。

空腹、満腹は避ける。消化の良い食品を軽めに。

柑橘系は消化が悪く、吐きやすいため避けるのが好ましい。

蛋白質と鉄分を十分に補給。

甘いお菓子やペパーミントガムなどをとる。

(2)   乗車中

進行方向を向いて乗る。

遠くの景色を見るようにする。

視線を下に向けない(読書やゲーム等は避ける)。

車内の換気に努め、新鮮な空気を吸う。

酔いやすい人は、バスは最前列、乗用車は助手席、船は中央部へ。

(3)   酔ってしまったら

胸元やベルトを緩め。目を閉じる。

吐いてしまったら、冷たい水で口をゆすぐ(氷を口に含むのも良い)。

新鮮な空気を鼻からゆっくり吸って口から吐く。

可能なら、停車して外へ出て休む。

<昭和堂薬局>

花粉症対策食品:危険性表示へ

 花粉症への効能をうたった花粉加工食品「パピラ」を飲用した女性がショック症状で一時意識不明になった問題を受け、厚生労働省は4月16日、スギ花粉を含む健康食品のパッケージなどに危険性を表示する業界団体などに通知することを決めた。風味として少量のスギ花粉を使っている食品についても同様に指導する。

 スギ花粉の入った健康食品には、スギの葉の煮汁を入れた「スギ花粉エキス」や「スギ花粉アメ」などがあり、花粉症やアレルギーへの効果を売り物にしたものが少なく

 

 

 

 

 

 

 

 

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ない。今年2月に、「パピラ」を飲んだ和歌山県の40代の女性がアレルギーによるショック症状で、一時意識不明となり、製造元のある山形県が薬事法違反(無許可製造・販売)で販売停止にしている。

休肝日ないと死亡リスク増

2日以下は1.8倍

 酒を全く飲まない「休肝日」が、週に2日以下と少ない男性は、3日以上ある人に比べて死亡リスクが最大で18倍高いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班が発表した。

 日本酒に換算して週に13合以上と酒量が多い人は特にリスクが高かった。研究班の丸亀知美国立がんセンター研究員は「こうした人はまず休肝日を作り、次に酒量を日に1、2合程度にまで減らすよう心掛けて」と呼びかけている。

 研究班は、全国8地域で40〜69歳の男性約4万2000人を1990年から2003年まで追跡。飲酒習慣と、病気や事故を含むすべての死亡との関係を調べた結果、酒量が多く休肝日が少ないほどリスクが高まる傾向を確認した。週に20合以上飲む人の中では、3日以上の休肝日の有無で死亡リスクに1.8倍の差があった。

 アルコールには血液を固まりにくくする作用もあることから、飲酒で心筋梗塞が減るとの結果も。ただ研究班は「他の病気への影響を考えても飲み過ぎは逆効果」とくぎを刺している。

 

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