薬剤師だより

男女共に平均寿命最高を記録

―不眠とメタボリックシンドローム―

睡眠不足は肥満につながる可能性があると近年分かってきました。睡眠不足は、食欲増進・食事機会の増加・体温コントロールの変化・疲労増加の原因となり、カロリー摂取の増加やエネルギー消費の減少につながります。

 睡眠不足になると、レプチンやグレリンというホルモンを介してカロリーの摂取の増加、ひいては肥満につながります。レプチンは食欲を抑えるホルモン、グレリンは食欲を亢進するホルモンです。睡眠時間が少ないほど、レプチンの血中濃度は低くなり、逆にグレリンの血中濃度は高くなります。

 海外の研究ですが、睡眠とインスリン抵抗性の関係についても報告されています。正常に睡眠をとった日と、3日深い睡眠を抑制した翌日のインスリン感受性を比較すると、正常に睡眠をとった日に比べて、睡眠を障害した日にはインスリン感受性が有意に低下しました。

 このことからも、睡眠不足や不規則な睡眠はメタボリックシンドロームや生活習慣病の発症・進展に関与することが示されています。生活習慣病を予防するためには食事コントロールや運動不足の解消だけではなく、適正な睡眠(睡眠の質を高める)が大切である訳です。           

           <昭和堂薬局>

 

―07年簡易生命表―

男子の平均寿命が79.19年、女子が85.99年と共に平均寿命が過去最高を記録したことが、厚生労働省が発表した「2007年簡易生命表」で分かった。

前の年を男子が0.19年、女子が0.18年上回った。男女共に2年連続の記録更新。癌と心疾患、脳血管疾患の3大疾病で亡くなる人の寿命が延びたことが平均寿命の延長に大きく貢献した。

また0歳時点で将来どの死因で亡くなるかを示す割合では、3大疾病が男女共5割以上(男子55.57%・女子53.01%)を占めた。男女とも1位は癌で、続いて男子は心疾患、肺炎、脳血管疾患の順、女子は心疾患、脳血管疾患、肺炎の順となった。

3大疾病を克服した場合の平均寿命の延びは男子8.25年、女子7.12年。国や地域別の平均寿命の比較を見ると、日本男子はアイスランド(79.4年)、中国香港(79.3年)に続き3位。女子は1位で、2位は中国香港の(85.4年)、3位はフランスの(84.1年)だった。

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