薬剤師だより

食塩コントロールのために…

<からだに必要な水分>

●からだの半分以上は水でできています。私たちが生きていくうえで欠かせないのが「水」です。水は血液の主成分として体内を巡り、代謝を促し、汗や尿となって老廃物を排出し、蒸発して体温を調節します。この水は、実に体の60%を占めていますが、その割合は生まれた時は約80%、成人になると男性約60%、女性約55%にまで減少します。さらに60歳を超えると約50%まで水分量が落ちてしまいます。子供の肌がみずみずしいのは、こういう理由があるのです。

●子供は新陳代謝が活発なので、たくさん水分を摂っても汗などですぐに失われてしまいます。その上に下痢や嘔吐などの症状があると、体の水分量が急激に下がります。また、高齢者は体の水分量が減少しているのに加え、渇きに対する感覚が鈍くなっているので脱水症状になりやすいのです。体内の水分が不足すると血液が濃くなって血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などを招く危険性があります。

●排泄として尿1.5ℓ、便0.1ℓ、そして呼気、皮膚から失われる水分0.9ℓの合計約2.5ℓ水分が出ていきます。日頃から十分注意して水分を摂るように心掛けましょう。          <昭和堂薬局>

食塩を減らす食生活の工夫

◆しょうゆやソースをかけて食べるときは、小皿などに一定量を計量しておいて付けながら食べましょう。

◆梅ぼし、煮物類、汁物、麺類、鍋物類の摂取は食塩摂取過剰につながりますので注意しましょう。

◆煮物類は薄味にしましょう。そのためには砂糖やみりんなどの糖類の調味料も使いすぎないようにしましょう。

◆酢、レモン、ゆずなどの酸味を利用しましょう。

◆しそ、みょうが、みつば、パセリなどの香味野菜を利用しましょう。

◆わさび、からし、七味、マスタードなどの香辛料を利用しましょう。

◆減塩調味料や減塩食品を上手に使いましょう。

◆揚げ物、焼き物など香ばしさを活かした料理を活用しましょう。

◆どの料理にも塩味を付けるのではなく、塩は1,2品に限って使いましょう。

 

2月の休診

2月16日(月)

17日(火)

18日(水)

19日(木)

 奈良正人医師、新潟スキー国体出張の為、休診となります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

 お薬がなくなる方は、お早めに・・・。
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