<ヘモグロビンとへモグロビンA1c>

検査項目にヘモグロビン（Hb）とヘモグロビンA１c（HbA1c）を目にしたことがあると思います。この二つは別の検査です。

ヘモグロビン（Hb）は貧血の検査で、ヘモグロビンA1c（HbA1c）は糖尿病の検査です。

ヘモグロビンA1c（HbA1c）は血液の成分のヘモグロビンにグルコースが結合した糖化物のことです。血糖値が高いほど増加します。ヘモグロビン（Hb）の生体内における平均寿命は約１２０日であります。その間のヘモグロビン（Hb）に対するヘモグロビンA1c（HbA1c）の割合が、過去１〜２ヶ月の血糖値の指標となります。

正常値は4.3〜5.8％です。検査前数日に食事療法を頑張っても良い結果が得られるということがありません。空腹血糖等は「採血したときの血糖の状態」を測定するので1日の血糖値の変化が大きい場合があります。

ヘモグロビンA1c（HbA1c）の値は食事や運動には影響されにくく、いつ測っても、振り返って１〜2ヶ月前からの平均的な血糖のコントロール状態を知ることができるので、検査を受ける際は気にかけてみてください。　　　　　　　　　<昭和堂薬局>

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