薬剤師だより
       

「湿布の中のいろいろな成分」

普段、薬局・薬店などで売られている湿布は、だいたい以下のような成分を含有しています。

(サリチル酸メチル)

知覚神経の末梢に作用して、軽い知覚麻痺を起こさせ、痛みを鎮める成分です。局部の血の流れを良くすることで溜まった老廃物が排除されやすくなり、新陳代謝を高めます。

dl - カンフル)

穏やかに局部を刺激することで血行をよくし、鎮痛効果をもたらす成分です。

(l - メントール)(冷湿布成分)

冷やす効果のある成分です。冷感により細胞の活動が抑えられるので、腫れを抑え、痛みをやわらげます。

(トウガラシエキス)(温湿布成分)

温める効果により血管を拡張させ、血行をよくする成分です。

               (昭和堂薬局)


角丸四角形: 新 医者にかかる10ヶ条
①伝えたいことはメモして準備
②対話の始まりはあいさつから
③よりよい関係作りはあなたにも責任が
④自覚症状と病歴はあなたの伝える
大切な情報
⑤これからの見通しを聞きましょう
⑥その後の変化も伝える努力を
⑦大事なことはメモをとって確認
⑧納得できないときは何度でも質問を
⑨医療にも不確実なことや限界がある
⑩治療方法を決めるのはあなたです
あなたが“いのちの主人公・
からだの責任者”

   


子どもの急病時!こんな時どうするの?

角丸四角形: けいれん(ひきつけ)




急に身体の一部または全身をピクピクないしガクガクさせたり、意識がなくなって、目が固定してグーッと突っ張ったりすることを“けいれん(ひきつけ)”と言います。

◆けいれんを起こしました!

お子さんのけいれんに気づいたら、あわてて抱き上げたり、ゆすったり、頬を叩いたりしないで、

1.                      気づいた時間を確認

2.                      目は?手足は?熱は?吐き気は?10分以上続くか?などを確認

3.                      衣類をゆるめて寝かせる

※舌を噛まないようにと、口の中にものを入れてはいけません。

◆けいれんをしたらどうするの?

次の場合、できるだけ早く診察を受けましょう。

1.                      10分以上続くとき

2.                      けいれんが止まった後で、呼びかけや痛み刺激を与えても目を開けたり、いやがったりしないとき

3.                      意識は回復したが、どこかにマヒがあるとき

4.                      発熱2日目以後にけいれんを起こしたとき

◆けいれんの予防は?

けいれんを予防する坐薬があります。詳しくは、かかりつけの小児科医に相談しておきましょう。いわゆる良性の“熱性けいれん”は、何度起こしても、特に後遺症を残す心配はありません。

◆熱性けいれん

熱が上がるときにけいれんを起こすことがあります。初めてのけいれんや、長時間続くけいれんの時は、診察を受けましょう。