剤師だより |
虐待かも・・と思ったら |
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「熱中症と水分」
少量の汗の場合は、塩分があまり失われないため、水やお茶による水分補給で十分なのですが、大量に汗をかくときは、水やお茶だけ飲んでも脱水症状がよくなりません。汗をなめると少ししょっぱいですが、汗の中に塩分が含まれているからです。つまり汗をかいて水分を失うということは、同時に塩分も失うということです。大量に汗をかいたときは水分と同様、塩分も一緒に補給する必要があります。
大量に汗をかいたときは、水だけを飲んでいると体液が薄くなります。そこで私達の体は、これ以上体液を薄めないようにするため、喉の渇きが止まるようにしてしまいます。更に体液を濃くしようとするために尿からも水分を出すため、ますます水分が不足することになります。したがって少量の汗の場合は、水やお茶だけで水分補給できますが、大量に汗をかくときは水分と塩分の補給が必要になるわけです。また塩分は糖分と一緒にとると吸収が早まります。特に熱中症の状態では疲労しているためにエネルギーを補う必要もありますので、糖分も必要です。 <昭和堂薬局>
◆後期高齢者の方へ◆
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