薬剤師だより

見直そう!!生活習慣  「飲酒編」

       「痛風に良い食べ物」
■アルカリ度が高い食品
 尿酸は酸性の液体に溶けにくいという性質があります。尿酸値が高い人は尿の酸性度も高くなってしまう傾向があるので、アルカリ度の高い食べ物(野菜や海草など)を積極的に摂り、尿をアルカリ化させるよう心掛けましょう。尿酸が尿に溶けやすくなるだけでなく、尿路結石の予防にもつながります。
 ひじき、わかめ、昆布、大豆、ほうれん草、ごぼう、さつまいも、にんじん、バナナ、里芋、キャベツ、メロン、大根、かぶ、ナス、じゃがいも、グレープフルーツ等

■ビタミンCを多く含む食品
 ビタミンCには、関節などに蓄積した尿酸を腎臓へと運び、排泄させようとする働きがあります。また、合併症である動脈硬化を予防することにもつながります。ただし、ビタミンCを急激に摂りすぎると腎臓に尿酸が集中し、痛風発作という症状を起こす恐れがあるので、ビタミンCサプリなどを大量に飲むという行為はやめましょう。
 パプリカ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、キウイ、いちご、小松菜、じゃがいも等

<昭和堂薬局> 

 
 お酒の飲み過ぎは、健康に悪影響を及ぼします。厚生労働省では、男性で1日平均日本酒換算2合以上(純アルコール量40g以上)、女性で1合程度以上(純アルコール量20g以上)の飲酒が、生活習慣病の発症リスクを高めるとしています。一般に女性は、男性に比べて肝臓障害など飲酒による臓器障害をおこしやすく、アルコール依存症に至るまでに期間も短いです。

◆アルコールの分解・消失時間について

アルコールが肝臓で分解されて体から消失する量は個人差が大きいのですが、1時間あたりで、男性が9g、女性が6.5gと言われております。例えば日本酒を3合飲むと摂取アルコール量は66gとなり、男性では分解に7時間以上かかってしまいます。夜遅くまで飲んでいると、翌朝に影響しますので注意しましょう。

◆アルコールの健康への影響

アルコールが影響するのは肝臓だけだと思っていませんか?アルコールは主に小腸から吸収されたのち血液中に入り、全身に及び、さまざまな健康への障害をもたらします。










生活習慣病の発症リスクを高める飲酒量は、次のとおり!

種別

ビール

(中瓶500ml)

清酒

(1合180ml)

ウィスキー

(ダブル60ml)

焼酎25度

(1合180ml)

ワイン

(1杯120ml)

男性

中瓶2本

2合

ダブル2杯

1合

3杯

女性

中瓶1本

1合

ダブル1杯

0.5合

1.5杯

 

少なめにして週5日は 楽しみましょう。