薬剤師だより

〓感染症の運び屋「蚊」から身を守ろう〓

「夏の花粉症」

 スギ花粉の飛散は4月にはだいたい終わりますが、5月になるとイネ科の植物の花粉が飛散し始めます。
 イネ科花粉は時期が長く5月~9月頃までシーズンです。イネ科の植物は種類が豊富なので、どの植物の花粉がアレルゲンか特定しづらいです。
 また、8月~10月はヨモギやブタクサ、カナムグラといった植物の花粉も飛散します。北海道だとシラカバも花粉症の原因になります。
 スギ花粉症にかかってしまうとカモガヤ花粉症を併発しやすいと言われており、注意が必要です。カモガヤは日本全国、どこにでも生えているイネ科の雑草です。そして、5月から9月まで花粉を飛散させます。
 スギヒノキと違い、夏の飛んでいる花粉は背丈が低い草から飛散しているので、そこまで遠くには飛びません。しかし花粉を飛ばしているイネ科の植物は日常生活の近くに存在します。
*イネ科花粉症の治療は基本的にはスギ花粉症の治療と同じです。    <昭和堂薬局>


       

  
 
   
 ジカ熱やデング熱は蚊を介して感染します。原因となるウイルスは、感染した人の血を吸った蚊(日本ではヒトスジシマカ)の体内で増え、その蚊がまた他の人の血を吸うときにウイルスを移し、感染を広げていきます。
 感染しても全ての人に症状が出るわけではありませんが、発熱や関節の痛み、発疹が出るといった症状が1週間ほど出ます。また、ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれたり、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり重症化することがあります。
 ■やぶなどの蚊がいそうな場所に行くときは、肌を露出せず、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう。
 ■ジカ熱やデング熱の流行地に渡航する場合は、現地で蚊に刺されないように注意しましょう。 詳しい情報は厚生労働省のHPをご覧下さい。



◆8月の休診(お盆休み)のお知らせ◆ 
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

8月13日(日)、14日(月)、15日(火)

12日(土)は午前のみ診療