奈良医院だより №403

        

〒018-3322

秋田県北秋田市住吉町7-1

奈 良 医 院

TEL(0186)62-1146

FAX(0186)62-1194

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令和2年7月1日

(2020年)

皮膚科専門外来を開設して

 先月16日から皮膚科外来が始まりました。過去に田﨑先生に診ていただいていた患者さんも多数来院し、患者さんには、毎回大変お待たせしてご迷惑をお掛けしておりますが、看護スタッフも事務職も慣れてくると、診察から会計までの時間が短縮できると思っております。幸いなことに、たさき皮膚科で勤務していたベテラン看護師さんも当院の非常勤職員として先生と一緒に来ていただいており、診療がスムーズにいくよう、当院の看護スタッフにも教えていただいております。皮膚疾患は表面から見えるだけに治療効果がわかりますが、繰り返し易いものもあるため、自己判断で中断せずしっかり治療しましょう。
 また皮膚疾患の中には薬の副作用で起こる物もあるため、診察の際はお薬手帳を持参して、服薬状況が判るようにして下さい。中には他医療機関の受診や服薬を隠して診察を受けようとする例がありますが、薬の飲み合わせや副作用の問題、高血圧症や糖尿病等では使用薬剤の使用に配慮が必要な事があるからです。その為、当院では皮膚科を受診される方へ初診時に問診表を書いていただき、参考にさせていただいております。個人情報に配慮しますので、正直にお書き下さい。
 処方箋をいただき、調剤薬局に出した時、薬剤の在庫が無くお待たせしたり、翌日以降になったりすることがあります。これは皮膚科外来が始まったばかりで、処方予想薬剤をリストアップして準備していただいておりましたが、多種多様な皮膚疾患を実際診察してみると、更に、使用薬剤が増えてきたためであり、今後落ち着いてくると、円滑にお薬がもらえるようになると思います。それにつけても、かかりつけ薬局を持ちいつも同じところからもらうように、しかも他科からの処方箋も同じところにだすと、薬の飲み合わせ等もチェックでき、患者さんにとって有利になります。
 これから暑さが増し皮膚疾患が悪化し易い季節になります。外での作業やスポーツでは強い陽射しから、身体を守り、皮膚の保湿は勿論、水分を充分に摂り熱中症にも注意しましょう。寝苦しい夜には水枕やアイスノンの使用もお勧めです。室内でも熱中症発生の危険はあります。窓を開けて風を入れたり、エアコンを上手に使用し、室温管理をしっかりしてこの暑い夏を乗り切りましょう。

                      てんじゅ裏