|
||
|
喫煙の害 ほぼ全臓器に |
|
『心筋梗塞と運動の是非』 心筋梗塞の治療をした後は、心臓が弱くなっていますので、また心臓の病気が起こりやすい状態にあります。そのため、以前はできるだけ安静にしていたのですが、最近はじっとしているより適度に体を動かしている方が心不全の合併や心筋梗塞再発のリスクを低減できるとされています。 心筋梗塞の後にきちんとした運動をすると、していない時に比べ20〜25%は危ない心臓病にかかる危険度が下がるという研究結果もあります。運動がなぜ有効なのかは完全に解明されていませんが、心筋梗塞後は交感神経活性の亢進と副交感神経活性の減弱が発生し、その影響で不整脈が起こりやすくなることが知られており、運動によりこの自律神経バランスが整えられ、心合併症の発症悪化が回避できるのだと考えられています。また適度な運動により高脂血症や糖尿病などの動脈硬化の原因となる疾患の改善、骨格筋ポンプ作用の増強による心機能の補助などがあげられます。 ただし以前は安静が勧められていたことからもわかるように、過度の運動は避けなければなりません。個々の病態や患者さんによって異なる部分もあるので、医師や専門の方に運動のメニューをアドバイスしてもらいましょう。《昭和堂薬局》
全国の医師の数をご存じですか? 平成14年末時点の全国医師数は262,687 人です。病院の医師は約16万人、診療所医師が約9万人、その他約1万人で、主たる診療科名別にみると、@内科A外科B整形外科C小児科一の順になり、小児科医は微増しています。 男性医師数は、全体の84.4%、女性医師数は15.6%ですが、29歳以下の若い医師の3人に1人は女性医師です。今後も若い女性医師は増加傾向にあると言えます。 |
一65歳以上でも禁煙に効果一 米政府は5月31日の世界禁煙デーを前に、喫煙の健康影響に関する報告書を発表。報告の責任者のカルモナ米医務総監は「喫煙の害は、ほぼすべての臓器に及ぶ」と明快に結論付けた。 報告書は、世界の主要論文の検討を基にまとめられた。肺がん以外にも腎臓がんや白内障など多くの疾患について、喫煙が原因であることが新たに分かってきたと指摘。また「65歳以上で禁煙しても、喫煙の関連した病気で死亡する危険を大幅に減らせる」として、年齢にかかわらず禁煙するよう訴えた。 報告書によると、喫煙との因果関係が最近判明したのは、腎臓がんと白内障に加え、胃がん、膵臓がん、子宮頸がん、急性骨髄性白血病、肺炎、腹部大動脈瘤、歯肉炎の計9疾患。これまで関連が知られていたものと合わせ、喫煙が計36の疾患や異常の原因になっているとした。 病院連携とは 大きな病院を受診すると「紹介状をお持ちですか?」と聞かれます。 「かかりつけ医」が書いた紹介状を「診療情報提供書」といいます。そこには、今までの検査結果など色々な情報が書かれており、紹介先ではそれをもとに一番適切な検査や治療ができます。また、その結果などの情報は、紹介もとのかかりつけ医の戻されます。 このように適切で効果的な医療が効率よく行われる仕組みを「病院連携」といいます。
|
|