きのこ中毒に注意

薬剤師だより

きのこ中毒にはきのこが原因かどうかも分からないような軽いものから、激しい腹痛や下痢を伴うもの、さらには医者の手にも余り、死に至るものまで様々です。中毒を避けるためには、食べようとするきのこを正確に知る必要があります。

先月下旬、秋田県や新潟県などで急性脳症または急性脳症の疑いで、死亡したり入院治療を受けている患者さんがでました。

この方々は腎機能低下で人工透析を受けており、発症前にスギヒラタケ(別名スギカノカ)を食べていたことが判明、発症にスギヒラタケが関与した可能性が強まってきました。はっきりしたことは分かっていませんが、腎機能が低下している方はスギヒラタケの摂食を控えるようにしましょう。

日本でよく知られている主な毒きのこ

(1)   猛毒菌:量にもよるが中毒死する恐れのあるきのこで、タマゴテングダケ、ドクツルタケ、タマゴタケモドキ、タマシロオニタケなどがある。どれも中形〜大形で、柄の下部につぼをもつ。色は毒々しくないため誤食されやすい。

(2)   強毒菌:苦しい食中毒をおこすきのこで、ツキヨタケ、ニガクリタケ、クサウラベニタケ、ドクヤマドリタケ、ベニテングタケなどがある。腹部の不快感から始まり、腹痛、嘔吐、下痢などで、腹痛は激しい。

きのこの毒は、個人に体質、体調、食べた量によって、中毒症状が出たり出なかったりします。少しでもおかしいと感じたら、いさぎよく捨てるようにしましょう。

インフルエンザ予防接種始まりました

今年も下記の要領で、インフルエンザ予防接種をいたしますので、ご希望の方は受付までお申し込み下さい。

《接種回数》

     小学生以下‥‥2回

     13歳以下の方

     毎年受けている方、インフルエンザに罹患したことのある方‥‥1回

     今まで受けたことのない方、前回受けてから3年以上経過した方‥‥2回

     65歳以上の方‥‥1回

《料金》

1回3,500円。ただし65歳以上の方は、1月31日までに限り、各市町村から補助がでます。(例えば、鷹巣町:1,500円、合川町:1,000円、森吉町:1,100円など)

 

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「クロレラchlorella」

クロレラは、淡水に一般的に棲息している単細胞藻類で、直径2から10umの球体または卵形をしている。ただしそのまま食べても表面の細胞壁が硬く消化率が40%と低いため、現在の商品は、細胞壁が薄いクロレラを原料に用いたり、細胞を粉砕するなどして消化率を80%以上に高めている。

光合成で増えるクロレラは、太陽光のエネルギーを有機物に変換するために必要なクロロフィル(葉緑素)を豊富に含んでいる。加えて、白内障を改善する作用があるといわれるルテイン(色素成分)、ビタミンKや葉酸などのビタミン、鉄やマグネシウムなどのミネラルも多く含む。さらに食物繊維も15%前後と豊富で、便秘改善効果以外にも、有毒物質(ダイオキシンなど)を吸着して体外排出を促進する作用や胆汁酸を吸着して血中コレステロールを低下させる作用を持つことが報告されている。

     血栓治療で抗凝固剤のワルファリンを服用している人は摂取不可。クロレラに豊富なビタミンKがワルファリンの作用を抑制するため。

     便秘気味の方、コレステロールや血圧が高めの人、農薬や環境汚染物質が気になる人、ビタミンやミネラルを補給したい人におすすめです   。<昭和堂薬局>

医薬品のインターネットでの個人輸入に注意

未承認の「のむ中絶薬」がインターネットを通じた個人輸入で出回り、服用した人の一部に「出血が止まらない」「子宮外妊娠の女性が服用し緊急手術に至った」などのトラブルが発生しています。

また、ED(勃起不全)治療薬バイアグラのインターネット販売の半数近くが、本物でない可能性があるとの報告があります。医薬品は医療機関で処方を受けるか、薬局でお求め下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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