薬剤師だより

旅行記2

漢方薬の飲み方(1)

なぜ漢方薬は、食前または食間に?

食前服用とは、ご飯を食べる30分位以上前に飲むことです。食間服用については、食事中に飲むのではなく、食後少なくとも2〜3時間たってから、食事と食事の間に飲むことです。食前も食間も、胃の中に食べ物が入っていない空腹の状態です。

漢方薬の成分の多くは、腸内細菌によって吸収されやすい効く形にかえられ効果を表します。そのため空腹時に飲む方が、速やかに腸に到達するわけです。また漢方薬の中には、そのまま吸収される成分が入っている物もあり、それらを含んでいる薬は、胃酸により吸収が抑えられ穏やかに作用するので、胃酸の比較的多い空腹時に飲んだ方がよいのです。

しかし、味や香りなどが苦手で、どうしても食前や食間に飲むと、気分が悪くなったり、食欲が低下したりする人もいます。

漢方薬に限らず薬はきちんと飲んでこそ効きますので、その場合は服用方法を相談して下さい。

(昭和堂薬局)

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、ハウスダスト、ダニ、花粉、カビ、ペットの毛など、特定の原因となる物質(アレルゲン)が、鼻粘膜に侵入して過敏反応を起こし、連続するくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状をもたらす病気です。

「花粉症」もこのアレルギー性鼻炎の一つで、症状が強いと日常生活に支障をきたす場合もあります。

くらしの中の予防法

     室内はこまめに掃除をして清潔に。カーテンへの汚れにも注意を。

     鼻粘膜への刺激を避けるため、室内の乾燥を防ぎましょう。

     テレビやインターネット、新聞の花粉情報を見て予防を心がけましょう。

     特に花粉症では、外出時マスクやメガネをし、外出から帰ったら、うがいや目や鼻などを洗うと予防効果も上がります。

 

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最終日・・・小雨が降る中、朝8時ホテルを出発。前日と同じタクシーの運転手さんとともに、宮島口から船に乗り、10分程で宮島に到着。海に浮かぶ大鳥居と、世界文化遺産の厳島神社をはじめとする多くの寺社、史跡など、豊かな自然を残した宮島は、松島・天橋立とともに日本三景のひとつです。

船を降りると、野生のシカがお出迎え。カバンからわずかに出ていた旅行の日程表を食べられるハプニングも!驚きました。この日は、半日かけて宮島を散策。厳島神社、五重塔、千畳閣など数々の建造物や文化財を見学しました。宮島のシンボルといえる大鳥居ですが、ちょうどこの時は引き潮だったので、大鳥居の下を散歩している人もおりました。

その後広島に戻り、平和記念資料館、『原爆ドーム』を見学。昭和20年8月6日世界最初の原爆が広島市に投下され、一瞬のうちに十数万人が亡くなりました。あの日の惨状を物語る被爆資料が数多く展示され、目を覆いたくなるものばかりでした。世界では今でも戦争やテロなどで苦しんでいる人々が数多くいます。早く世界が平和になることを願い、二度と過ちを犯してはならない、と改めて思いました。

今年の旅行は昨年の屋久島に続き、世界遺産など自然豊かな、また貴重な建造物をたくさん見学してきました。これも皆さんのおかげです。ありがとうございました。

《「生活習慣病」の予防と改善に

効果がある機能性成分 その12》

キチン・キトサン

動物に含まれる数少ない食物繊維の一つで、キチンを加工しやすく化学変化させたものがキトサンです。一般の食物繊維としての働きの他に、細胞の免疫機能を強化して自然治癒力を高める効果があり、がんの抑制やアレルギー疾患にも役立ちます。また、コレステロールから生成される胆汁酸の排泄を増加させるため、総コレステロール値の低下作用があるなど、広範な効果が脚光を浴びています。

     キチン・キトサンが含まれる主な食品

かに、エビ、桜エビ、しゃこ、おきあみ、甲殻類の殻、昆虫の外皮、きのこの細胞壁、いかの軟骨、チーズ類

     効果が期待できる疾病

がん、高脂血症、アレルギー疾患

 

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