薬剤師だより

《「生活習慣病」の予防と改善に

効果がある機能性成分 其の16

     クスリの種類※

病院や薬局で受け取る薬には、大きく分けて「内服薬」経口薬、内用薬ともいうものと、「外用薬」の2種類があります。内服薬は口から飲むタイプの薬で錠剤やカプセル、散剤とよばれる粉薬、液剤とよばれる水薬などがあります。これら内服薬は胃や腸で溶けて肝臓を通り、血液に入って全身もしくは患部で効き目を発揮し、最終的には尿や便などと一緒に体の外に排出されます。また外用薬には軟膏や坐薬、湿布のような貼り薬などがあり、皮膚や肛門から薬の成分が吸収され、血液の中に入って効き目を発揮します。

お薬には様々な形がありますが、それぞれ薬の溶け出す場所や、効き目の強さ、持続する時間が異なります。病気や症状、年齢など使う目的に合わせて適切なかたちが選ばれます。

<昭和堂薬局>

心臓病予防 やっぱり魚に効果

     厚労省研究班 4万人調査で裏付け※

魚を多く食べる人はあまり食べない人に比べて心筋梗塞になるリスクが6割前後低いことが、約4万人を対象に行われた調査で分かった。

研究をまとめたのは磯博康大阪大教授ら。秋田、岩手、長野、沖縄の4県で成人住民約4万人に食事アンケートし、90年以降11年間の発症を追跡調査した。

心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患になるリスクは、魚を食べる量が最も少ない人たち(1日20g程度)に比べ、最も多い人たち(1日180g程度)は37%低かった。心筋梗塞に限れば、56%も下回った。

魚に心臓病予防効果があるのはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が血栓を作りにくくし、動脈硬化を防ぐ働きがあるためとされている。食べた魚の種類からEPADHAの合計摂取量を計算したところ、摂取量が最も少ない人たち(1日0.3g程度)に比べ、最も多い人たち(1日2.1g程度)は虚血性心疾患のリスクが42%、診断確実な心筋梗塞で65%低かった。

 

 

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大豆サポニン

大豆に含まれる活性成分の一つです。体内で血栓をつくり、動脈硬化を進行させる過酸化物質の生成を抑制します。また、ブドウ糖が中性脂肪に変化するのを抑え、血中コレステロールの低下作用も認められています。長期間常食すると腸管表面の組織が変化して、肥満体質が改善されるといわれています。

     大豆サポニンが含まれる主な食品

大豆、納豆、味噌、豆腐、高野豆腐、おから、豆乳、油揚げ、ゆば

     効果が期待できる疾病

脳血管障害、動脈硬化、高脂血症、高血圧、脂肪肝

お風呂を安全に

     夏でもそれなりにご用心※

暑い夏はお風呂が気持ちいい季節です。寒い冬と違って室内と風呂場の温度差がないので、脱衣で急に血圧が上がることによる事故は多くありませんが、それなりの注意が必要です。お年寄りは特にご用心。安全に楽しくお風呂に入るポイントをご紹介します。

@     入浴前に水分を補給しましょう

A     お湯はぬるめにしましょう

B     肩までつからず半身浴で

C     すべらないように気をつけましょう

D     体をふくときは腰掛けて

E     家族が声をかけましょう

<企画:日本医師会>

お盆休みのお知らせ

墓参りの為、下記の通り休診となります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします

8月12日(土)午後から(午前中診察)

13日(日)

14日(月)

15日(火)

16日(水)          

 

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