薬剤師だより

お知らせ  

=皮膚の乾燥=

一見正常に見える皮膚でも乾燥しており、皮膚のバリア機能が低下している場合がある。

このような皮膚では、温度・湿度等の環境の変化、精神的ストレス等で痒みがおきやすく皮膚を掻いてしまう。そのため、皮膚バリア機能は更に破壊され、アレルゲンや外界の刺激物等が侵入し、皮膚炎悪化の原因となる。

保湿薬としては、@白色ワセリンのように皮膚の表面に油膜を作り、水分蒸発を防ぐもの、A尿素のように天然の保湿因子であるもの、Bセラミドのようにバリア機能を強化し保湿効果を発揮するもの、Cヘパリン類似物質のように水分と結合して保湿効果を発揮するものに大きく分類できる。

 アトピー性皮膚炎の発症にはアレルギー性炎症と皮膚バリア機能異常が重要な役割を果たしている。入浴時は熱い風呂に長時間入ることは避ける。洗浄力の強い石鹸等は使用しない。夏期発汗した場合には速やかにシャワーで洗い流す。ダニや真菌(カビ)などの環境アレルゲンを可能な限り減らす。住宅環境の中で悪化因子を見出し、可能な限り除去するように努める。

アトピーの語源

ギリシア語のa-toposに由来する。a-は「非」という意味、toposは「場所」という意味。a-toposは「場違いな」「とらえどころのない」という意味で、単語のatopia(アトピア)に由来し、「変わった物、事、病」などを意味している。

<昭和堂薬局>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    てんじゅ表に戻る

  =後期高齢者医療制度について=

4月1日より「後期高齢者医療制度」が始まります。対象者は75歳以上の方と、65歳〜74歳の寝たきり等一定の障害がある方になります。これまでは、「健康保険被保険者証」と「老人保健法医療受給者証」をセットで使用していましたが、この制度では「後期高齢者医療被保険者証」が新しく1枚交付されます。該当する方にはお住まいの市町村を通じて郵送されますので、必ず窓口に提出下さいますよう、お願いします。

医療機関での自己負担は、今までと同じ1割(現役並み所得がある方は3割)です。

 

=特定健診・特定保健指導について=

4月から、40歳〜74歳までの方を対象に、新たな特定健診・特定保健指導が始まります。医療保険者から受診券が送られてきたら、必ず健診を受けましょう。企業に勤めておられる方は、従来通り事業主健診を受診して下さい。

詳しくは、窓口までどうぞ。

 

アレルギー性鼻炎や

鼻づまりの強い人へ生活アドバイス

アレルギーの原因を除去する…アレルギー

 の原因となる抗原を病院の検査で調べ、身の回りから除去することが治療の第一歩。

鼻やのどを乾燥させないうがいをしたり、加湿器で室内の湿度を適度に保ち、鼻やのどを守りましょう。

鼻づまりがつらいときは、鼻を温める仰向けになって数分間、暖かい蒸タオルを鼻の付け根にのせます。

◆鼻水は強くかまない…鼻水が多いときに鼻を強くかむと、中耳炎を起こしやすいので、鼻を強くかまないようにしましょう。

 

 

  ホームへ