薬剤師だより

つつが虫病に注意

〜日焼けの色々〜

日焼けの過程には、紫外線による炎症で皮膚が赤くなるサンバーンと、メラニンにより色が黒くなるサンタンがあります。

日本人の肌のタイプは、

1.サンバーンを起こし赤くなるが、色が黒く残らない色白なタイプ

2.サンバーンの程度は軽くすむが、サンタンが残る色黒なタイプ

3.1と2の中間型タイプ

の3つのタイプに分けられます。特に1のタイプはサンバーンによる悪影響が大きいので炎症を速やかに抑える必要があります。

早急な冷却で炎症の拡大を食い止めることができますので、保冷剤や冷却パップを用意しておくのもよいでしょう。

冷たい水で湿らせたタオルや氷で冷やしたり、冷水シャワーでほてりを鎮めるのも大切です。全身を日焼けした場合は、水風呂につかるのもよいでしょう。

ある程度ほてりが治まったら、痒みや痛みの炎症を鎮める処置をします。冷やした後は、体内や肌の水分の補給も大切です。

    冷やして水分補給をした後も肌の痛みが引かない、水ぶくれができている、吐き気や頭痛がするなど重度の症状と思われた場合は、速やかに受診して下さい。     (昭和堂薬局)

 

玄関の飾り棚 作品紹介

     

 

雪も消え秋田県でもつつが虫病の発生が報告されています。野外活動では常につつが虫を気にしましょう。症状としては、頭痛、発熱から始まり、身体に発疹が出てきます。発熱に気がついてから治療しても間に合いますので、虫さされに気がついたからといって慌てることはありません。それよりも、外での活動後は必ずシャワーを浴びるか入浴し着替える習慣を持つことで予防ができます。運悪く、つつが虫病にかかっても早めに治療を開始すると外来で早く確実に治せる病気です。注意しながらも、恐れず野山に出て外の良い空気を吸えるようにしましょう。

 

禁 煙 週 間

5月31日は世界禁煙デー(第25回WORLD  TABACCO  DAY)です。5月31日〜6月6日は禁煙週間で「命を守る政策を!」をテーマとして記念シンポジウム開催も計画されています。たばこの害は発癌と心・血管に対する問題です。特に癌に対してはすべての癌の発症率上昇に影響し、最近話題になっている放射線を含む災害がれき被爆による発癌の確率より、喫煙による発癌の確率が8倍位も高いと言われています。また、血管についても動脈硬化の危険因子の一つであり、脳梗塞や心筋梗塞など血管が詰まる病気の発症に関係が深いと言われています。癌になる前に、あたる前にたばこの害を減らしませんか?愛する家族のためにも・・・・。

 

          てんじゅ表に戻る             ホームへ